2008年04月22日

『サムライスピリッツ零』紹介

SNKが誇るアーケードの対戦格闘ゲーム「サムライスピリッツ」シリーズの5作目(除く3D)、サムライスピリッツ零のご紹介です。
現在はPS2で後発の「天下一剣客伝」が出ており、これも含めたオールインワン版が予定されている(らしい)のですが、私の一押しはこのです。


サムライスピリッツは言わずと知れた武器格闘ゲームの走りなわけですが、この零が出たころ(2003年)は既に旧SNKは無く、SNKプレイモアの時代になって久しい頃でした。
旧スタッフが居ない(というか開発は外注)状態での新作発表に旧作ファンは不安を抱いたものですが、蓋を開けてみるとこれがなかなかの良作。
もちろん旧作とのゲーム性、雰囲気の違いを嫌うファンも居ますが、全体的にはプレイヤーに認められていた感じだったと思います。

このゲームのいいところは、この頃の格闘ゲームにしては珍しく操作が煩雑でないことに尽きます。
昨今流行りの、ボタンとレバーをせわしなく操作し長大な連続技を構成しないとまともなダメージが与えられないようなゲームがそれほど得意ではない私には、非常にうれしい限りでした。
むしろ攻め続けると攻撃力が下がってしまう剣気ゲージシステムはかなり良い発明だったと思います。
相手の攻撃を防ぎながら、一瞬の隙を突いて最強の大斬り(必殺技ではないところがミソ)を放つ。
これが当たった時の爽快感が何とも言えません。大斬りが2ボタン同時押しであるところも、プレイヤーの気合いを引き出すいいエッセンスになっていると思います。

こういう点から、割と格闘ゲーム初心者に向いたゲームじゃないかとも思っております。
ゲームシステムも同時期のゲームに比べれば簡単な方ですし、昔のサムスピよりも操作感が今風で馴染みやすいところがありますので。
先に述べた天下一剣客伝はキャラ・モードなど大変豪華なゲームですが、システムが複雑すぎるのが少し難なのですよね。キャラクタも嫌に多いし(零も多めですが)。
個人的な考えですが、何事も初心者には「親切」よりも「選択肢が少ないこと」の方が良いと私は思っております。そういうことから零は初心者向けかなと思うわけです。

またキャラクタ的な面では、旧来の人気キャラクタを備えつつ新キャラも非常に魅力的。
中でも一押しなのが炎邪。人語を解さないという設定から、謎の吠え声でストーリーを強引に進めるその姿で大人気になった妖怪です。
また、そのゲーム的な性能も旧作のキャラの使いまわしながらも素敵ポイント。全体的に攻め手に欠ける技ばかりの中に、非常に強力な六道烈火という技を持ちます。
この技が非常に面白い。追加入力のタイミングが合えば大ダメージ(4〜8割くらい)を与える一方、外れれば相手はほぼ無傷で自分は長大な隙を晒し、被大ダメージ(3割以上)は確実。
その成功のタイミングというのが、一説によると1〜2フレーム(1フレーム=1/60秒)というシビアさ。
並のプレイヤーの腕ではリスクの方が遥かに大きいバランスですが、そこが浪漫をかきたてるのです。
対戦で決まった時の場の盛り上がり方は大変なものでした。浪漫派の人には是非お勧めしたい名キャラです。
あ、言うまでも無くこいつは初心者向けじゃありません。悪しからず。


というわけで色々な楽しみのできるこのサムスピ零、良作と呼ぶに相応しい出来だと思います。対戦では一部強キャラが居ますが、逸れはどの格ゲーでも同じということで。
格ゲーが好きだったけど最近のについていけない人、やったことが無いけど少し興味がある人などにもお勧めです。
posted by ひろし at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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