2024年04月21日

ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス- 雑感

前回の Bloodstained で横スクロールARPG熱が上がってきたので、勢いで2021年にリリースされました ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス- をプレイしました。
こちら本邦ファンタジー小説の金字塔、ロードス島戦記のスピンオフタイトルとして話題になった作品ですね。いちファンとして私も気になったゲームでした。なら当時手を出せよって話だよ
私のロードス島戦記歴は、小説・OVA・ゲーム(PC-98版2作+福神漬)・TRPG……くらいだったと思います。TVアニメやコンシューマ版、関連タイトルのソードワールドとかクリスタニアとかあたりはフォローしていません。
でもまぁ本作の主人公にして和エルフの祖・ディードリットの活躍はだいたい把握しているつもりなので、プレイに不安はありませんでした。

総評としては、小粒な作品ながら独自性のあるシステムが生きていて良いゲームだったと思います。レトロゲームが好きならなお楽しめることでしょう。
細かいネタバレ込みの感想は続きを読むからどうぞ。廉価タイトルですので、興味のある方は読む前にプレイしてみるのがオススメです。



まずは起動してゲームスタート。事前情報を集めなかったので、低解像度のドット絵を意識したグラフィックに少し残念感を覚えました。プレイヤーの年齢層に合わせた演出ってことなんでしょうかねぇ。
プレイヤーキャラを動かすと、髪やらマントやらの動きにディードリットらしさを感じます。……が、少しゲームを進めるとゴブリンが落とした棍棒を装備したりサラマンダーを使役したりと、いきなりディードらしさが失われます。なんだよ、森を焼かない火の精霊って……。
ゲーム的に武器のバリエーションが欲しいのは分かりますが、こうなると主人公はディードじゃない方が良いんじゃないかと思ってしまいますねぇ。キャラ人気がダントツだから仕方が無いんでしょうけど。

で、少し慣れてくるとこのゲームのシステムが分かってきます。従えられる精霊のうちシルフとサラマンダーの2種は恒常的に機能し、ワンボタンで精霊を切り替えながら進行するのが基本になります。
このとき同属性の攻撃は無効化(と同時にMP回復)できるので、敵の攻撃や地形トラップに合わせて属性を切り替えるのが肝になります。いやーまさかディードが斑鳩するとは夢にも思いませんでした。でも横スクロールとの相性も案外良いもんですね、この手のシステム。
また、風モードだとジャンプ高度で空中浮遊が可能になり、火モードだとスライディングの出かかりにスパイラルアロー(全身無敵)が入るという運動性能の変化もあります。前者は縦方向、後者は横方向の移動に有利ですね。

そしてもう1つの独自性が、この2属性のレベルとそれによる体力回復。敵を倒すと上がりダメージを受けると下がるレベルが、最大の3の時にHPが勢いよく自然回復するというシステムです。
Lv3で進めるのを基本として、攻撃を受けたら逆の属性に切り替えて回復……といった進め方で持続力高く探索ができます。そのため、敵の攻撃力はかなり高めに設定されてバランスが取られているようです。
慣れないパターンの敵や地形だと試行錯誤するうちに死ぬこともしばしば。緊張感を持ってプレイできるのが良いですね。

あとは弓とか発動型の精霊魔法とか。弓は120°くらいの範囲で自由な角度に撃ち出せるのですが、角度調整に時間がかかるのでギミック解除のところくらいでしか使いませんでした。あと射的のミニゲームは難しすぎたのでパス。
精霊魔法は弱点属性を突く際に必須になりますが、発動や切り替えにいちいち時間停止を伴うのがマイナスで、ボス戦以外ではあまり多用はしませんでした。暗闇の通路にウィル・オー・ウィスプを撃ち込むとかの使い方ができるのは良かったんですけどね。
なお通常近接攻撃が意外と高性能で、立ちながら真上・斜め上に振れるだけでなく、攻撃中に歩くこともできます。さらに空中では8方向に武器が振れ、下方向に振ると落下速度が軽減されるおまけ付き。凄いね、エルフ式剣(?)術。
と言うわけで、基本戦術は近接攻撃。多様な武器をブン回してモンスターをなぎ倒していくハイエルフの勇姿が見られるぞ! ……やっぱディードリットじゃない方が良かったんじゃないかな、コレ。

この手のゲームでお約束の隠し通路は、破戒できる壁がグラフィックで表示されているので基本的に簡単です。よく分からなくても、落下しながら下に武器を振り続ければ前述のエルフ式落下制御のおかげで壁全体をくまなく破戒検査できますし。
ただ1ヶ所だけ明らかに隠し通路なのに開け方が分からない場所があり、背景のヒントらしい模様も意味が分からなかったので仕方なく攻略サイトを頼りました。すると、背景はQRコードで読み取ると抜け方が書いてあったとか。レトロな振りしていきなり現代的なテクノロジーをぶっ込んできたなオイ。
ちなみに私の携帯カメラとTVの組み合わせではQRコード自体が読み取れなかったので、そのまま攻略サイトの指示通りその場ジャンプを繰り返して突破しました。うーん、負けたようなそーでもないような微妙な気持ちですね。


ストーリーはちょっと不満……というか正直あってないような物でした。ある程度進めるとノイズ演出とともに小説第1巻のパーティメンバーが現れ、意味深な事を言って消えていく、というパターンが連発します。
まーいかにも不条理な空間ですし、夢とか内面世界とかそーゆー系なんだろーなと予想は付くのですが、ディードはただ混乱して振り回されるだけなのでなんかイマイチでした。正直、160歳時点の冒険に振り回されすぎじゃね? ハイエルフ。今いくつか知らないけどさ。
ちなみにイベントシーンの開始時には、ビデオテープのトラッキングズレみたいな映像演出が入るのですが、これもプレイヤーの年齢層を意識したチョイスなんでしょうかねぇ。若い人には何のことか分からないでしょうし。
まぁ、分からないなりに定番の映像演出として受け入れられているのかも知れませんが……どうにも釈然としないものを感じます。

さて、ARPGの目玉と言えばボス戦。原作ロードスゆかりの大ボスが現れる……のは予想していたのですが、初っぱなから名ありエンシェントドラゴンが出てくるのには度肝を抜かれました。
おかしいだろいきなり。ていうかいくらレベルが上がっても人間サイズが単騎で勝てる相手じゃないだろ五色の魔竜。まぁ夢の世界らしいっちゃらしいですけど……。
ボス戦も被ダメージが大きめでパターンを覚えるまでが大変ですが、逆にパターンはかなり分かりやすく設定されています。攻撃の順序が完全に決まっていて、狙いもあまりブレたりしないのでパターン化しやすいんですよね。
グラフィックだけではなく、アルゴリズム的なところでもレトロゲー感を出しているんだなと少し感心しました。感心しましたが、攻略自体は最近のゲームに比べれば簡単だなという印象になります。


そんなこんなで各ボス2〜5回くらい死に覚えしながらゲームは進み、ラスボス倒してエンディング。マップ完成率はたぶん100%行きました(件の隠し部屋を含め)。
後は敵の図鑑や武器リストが埋まりませんでしたが、敵のドロップ集めと買い物、後はラスボス前ノーダメとミニゲーム高ランクが必要みたいなので、早々に諦めました。と言うわけでサクッと終わりましたが、独特のプレイ感が楽しめて良かったと思います。

あと、懐かしくなって動画配信でOVAのロードスを見返してみたのですが、記憶にあるよりもディードリットがきゃぴきゃぴ(死語)していたのに衝撃を受けました。うーーーーん、キャラ付けの雑さよ……。
ラベル:Switch ARPG 単発
posted by ひろし at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームプレイ記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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