PSNで配信されておりますARPG、Bloodstained: Ritual of the Night をプレイしました。今更? ええ、いつだかのPSのセールで買ったものにようやく着手した感じです。
本作は言わずと知れた名作横スクロールアクション・悪魔城ドラキュラの流れを汲まず、独立した元制作者らがクラウドファンディング等で資金を集めてイチから作った作品ですね。
当時大きな話題なっており、私も少し気になっていたものでした。遊び尽くしたと言えるドラキュラはPS版の月下の夜想曲くらいしかありませんが、まぁ割と好きなゲームではあるので。アーケード系は全然進めませんが……。
と言うわけで遅きに失しても気にしない、余裕が出たのでのんびりプレイした雑感をネタバレ込みで書きますので、未プレイの方はご注意を。
まず全体的な印象としては、まさにドラキュラ……というか、月下そのものじゃん! というのに尽きます。主人公・ミリアムの挙動とか敵の種類(流石に名前は変わっている)とかゲーム攻略の流れとかだけじゃなく、大きな鐘が足場になってて乗ると揺れて鐘が鳴るとか店(のような物)の真下のマップからハイジャンプで店主を突き上げる事ができるとかのステージ上の小ネタも見覚えがあるのがたくさん。
懐かしさに嬉しくなる反面、ちょっと過去作に頼りすぎとも感じてしまいました。……って、さっき公式ページを見たら「名作を再現する最新作」というキャッチコピーが使われていたので、これはワザとっぽいですね。
クラウドファンディングで作られたゲームですから、最初からそういう意図のプロジェクトで、皆さんそれに賛同したんでしょうねぇ。
とはいえ単なるコピー作ではなく、新規性もちらほらと。まず面白いと思ったのがRスティックで任意方向に「手をかざす」というアクションですね。これ自体はごく限られた場面での解錠に使われるくらいで、ディレクショナルシャードという任意方向に放てる魔法に派生します。後半、これを使った移動魔法がキーになったりする訳ですが、個人的にはもっと手かざしパズル的な使われ方をしても良かったのでは、と思いました。
それから、錬金・調理システム。素材を集めて武器防具消耗品などを作る他作ではありがちなシステムですが、装備品、特に武器種のバリエーションが豊富なのでモチベーションが湧いて良かったと思います。村人からのクエストも良い導線になっていましたし。
後は武器毎に設定された奥義。熟練度を上げれば同種の別武器でも使用可能という技なので、これも色々な武器を使う/作る動機になって上手いなと思いました。
ちょっと惜しかったなーと思うのがシャード(=魔法)を持て余し気味なところですね。ミリアムは悪魔の力を使えるので、敵=悪魔を倒すと新たなシャードを身につけられます。
基本的に敵毎に違ったシャードを持つので、探索を進めて新しい敵が出てくる度にシャードが増えます。正直覚えきれず、使いこなせません。さらに追い討ちになるのが前述の奥義の熟練度で、シャードは使っても強化されないので序盤〜中盤までは奥義にMPを回されがちです。
奥義もだいたい身につき、MPの回復量が増えてくる後半になると今度はヒーリングのシャードが手に入り常時使いまくるようになるので、山のように集めた攻撃シャードを使う気にはなれず……。結局うちのミリアムさんは近接戦闘屋になってしまいました。すまない……。
敵にはそれぞれ弱点属性が設定されているので、的確にシャードを使い分ければ有利に進められるんでしょうし、それを見越したシャード・装備のワンタッチ切り替え機能も搭載されているのですが……いかんせんショートカット登録をしても次から次へと新しいシャードが出てくるので、すぐに新規登録を辞めてしまい探索用と拠点用にパッシブシャードを切り替えるだけの機能になってしまいました。
その他に気になったのは、ぽつぽつと世界観の違う? アイテムや敵、部屋なんかがあったことですね。いやネタ元の月下にも変な装備や使い魔なんかがありましたが、こっちの方が出くわす頻度が高かった気がするので。
ちょっとググってみるとクラウドファンディングの高額寄付者向けサービスで、武器を実装したり肖像画を登場させたり部屋を作ったりするのがあったそうで、どうやらそれ系の模様。なるほどなー。
調べたらスッキリしましたが、ゲーム内では何の情報も無いので後発でプレイした人間には分かりませんね……。ちょっとモヤモヤします。
まぁ不満点はそれくらいで、後は大変面白くプレイできましたね。探索を進め、新しい技やアイテムを得たらそれで開ける道を探す……この流れはやはり最高です。特に今回面白いと思ったのが、雑魚敵からドロップするシャードが新ルート開拓の鍵になっていたところですね。これは中々気付きませんでした。
あと錬金システムについても、後半入りかけくらいの錬金素材「金」だけが、その上位素材よりも極端に入手しづらいというこだわりが良かったです。「錬金術」の究極目標ですからね、簡単では困ります。
とはいえ金採取マラソンばかりじゃ飽きが来ます。そこで「一度錬成したものは店で買える」システムを利用し、ゴールドアーマーを買って金x2に分解するという札束でぶん殴るような解決策も取れるのもまた良い。
そんなこんなで攻略サイトを参考にしながらですが、最後まで収集欲を維持することができて全アイテム取得のトロフィーと全トロフィー取得まで行けました。いや何年ぶりだろプラチナトロフィー。
と言うわけで大満足だった Bloodstained、せっかくなのでオマケの別キャラモードもプレイしてみました。以下そちらの感想。
・BLOODLESS 編
本編中ボスのダウナー系吸血鬼、ブラッドレスさんを操作できるモード。普段のんびりボイスなのがMP半分を切るとドスのきいた必死ボイスになるのがGood。なお断末魔はのんびりボイス。なぜだ。
マップやボスは本編と同じですが、開始地点が中ボスの部屋なので敵の強さは弄られているようです。
ボスを倒してアクションを解放、本編でアイテムがあった場所にはステータスアップのオブジェクトが落ちているので、隅々まで回ってバトルしていきます。
ゲーム開始時は吸血鬼なのに傘を振り回すことしかできない女の子ですが、そのうち血をぶちまけて攻撃し、血痕から血を吸収してMP/HP回復できるようになると自給自足が成り立ってしまいます。そうなると攻略は大安定。
本編主人公ミリアムほど無茶な成長はしませんが、それでも後半は一度も死なずにクリアまでこぎ着けました。
・斬月編
最初から全ての技が使えるので、とにかく踏破してボスを倒しまくるモードという印象でした。特に序盤からパラメータが高いのでラスト手前くらいまで全く困りません。先にブラッドレスをやってしまったので、探索の楽しみが無くちょっと拍子抜けでした。
ミリアムで言うところの奥義がことごとく無敵なので、コマンドミスしなければMPの続く限り一方的に攻撃し続けられ、終盤の強敵連中やラスボス・裏ボスも数回のリトライで撃破できました。
焦って早く入力してしまうと攻撃判定前にキャンセルが効いてしまうので、焦らずリズム良くが斬月の肝でしたね。本編と違ったプレイ感が出ていたのが良かったと思います。
その他、アーケード版を意識したっぽいクラシックモードやボスキャラを使ってミリアムらと戦うボスリベンジモードなどもありましたが、そろそろ満足したのでこの辺で。いや良いゲームでした、今後の同チームの活動も気になりますね。
あ、あと今回PS5でプレイしましたが、×ボタン決定でかつジャンプに割り当てられていて、全く違和感なくプレイできた事を追記しておきます。他のアクションゲームも×決定だから積極的なアクションに×を割り振らなきゃ!みたいな先入観は止めて操作しやすいようにキーを割り振って欲しいものです。
2024年04月14日
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