どれだけ久しぶりかというと、このブログで振り返ると商業ADVとしては2010年の記事が最後で、それ以降は非ADVのフリーゲームや同人ゲームをつまみ食いしていただけみたいですね。
所謂「エロゲーらしいエロゲー」(その感覚も10年以上前のものですが)に何故今更戻ってきたのかというと、なんとなく FANZA を眺めていたら500円均一セール(8/17まで)をやっていたから、とゆー身も蓋もない理由です。
あと、ここんとこ珍しくゲームにまとまった時間を取れることになったから、というのもありますね。いやほんと時間が一番の問題ですねぇ昨今は。
まぁそれだけでなく、セール対象ゲームの中でパッケージ絵に惹かれたこともありますし、説明文を読むと私の大好きだったジャンルであるところの伝奇物っぽいので、いっちょやってみるかと相成ったわけです。
というわけで続きはネタバレ込みのプレイ記になります。3年前のゲームですが、ネタバレが嫌な人、18歳未満の人は読まないようお願いします。
さあまずはインストールです。購入手続きをすればインストールファイルが分割でダウンロードできます。アーカイブ3GB超、展開されたインストールディスクの中身が3GB超、インストールすれば当然3GB超。
……いや、やっていることは分かるし今時10GB程度の容量喰われたくらいでガタガタ言うなとゆーのも分かるのですが、なんつーかこースマートじゃないっすね……。
そして初回起動時にはソフト電池なる DRM 管理ソフトのインストールが求められます。これに DMM のアカウントを入れておけば認証されるってスンポーですね。2回目以降は DRM の存在を意識せずプレイできるっぽいです。なるほど。
さてゲーム開始。当然のように横長画面ですね。システムはスタンダードな ADV っぽいのでテキスト瞬間表示と SE の音量を下げる調整だけしてスタート。
主人公・里久は学生にしてカメラマン。今日も練習で街を撮っていると偶然出会った美少女を思わず激写してしまう。何か意味深な事を言われて別れるが、その夜から連日不思議な夢を見る――という実に伝奇物らしい導入。
その合間にも、良くできた妹の晶穂、折り合いの悪い幼なじみの結佳、誘惑系お嬢様部長の琥珀、おちゃらけ巫女の雛緒、とヒロインの顔見せシーンが続きます。あと先生と琥珀取り巻きと男友達。うん、実にエロゲらしい導入。
そして冒頭の美少女・卯実も学生として現れ……と思ったら、即座に自分の正体が神であるとバラしてきました。さらに里久の前に現れた理由は、自分の分体である結佳が祟り神になるのを止めるために過去に行って、結佳の前世・ァ千代が琥珀の前世・千羽耶を殺すのを止めて欲しいということだそうで。その現場は夢に出てきたシーンで、それも状況説明のために卯実が見せていたとの種明かしも。
流れるような説明のあと、オープニングへ。
……冒頭で全部仕掛けをバラしやがりました。これは私の知る伝奇エロゲにはなかったパターン……! こ、これがストレスレス時代のエロゲか!
いやまー伝奇物は好きではありますが、確かになんか確信をはぐらかされながら読み進めるのはストレスでもありました。こーゆー解決をされるといっそすがすがしいですね。カタルシス的なモノは失われそうですが。
なーんて考えてながらオープニングムービーを見ていたら、登場したキャラ全員の前世までバラされました。お、おぅ……ここまで開けっぴろげだと若干引きますな。
まぁ、とりあえずゲームの雰囲気とキャラは大体分かったので品定め。
とりあえず強烈なキャラなのは巫女の雛緒先輩ですね。所謂ポンコツを激しく前面に出したキャラなのですが、言葉遣いが汚いところがなんかクセになります。キャラ付けが濃すぎるのはあまり好きではないのですが、なんか一周回ってアリな気がして……うーん、いやしかし。
次点で気になるのが妹の晶穂。基本は良い子キャラですが兄を思慕しつつも他の娘(琥珀)にけしかけるような言動もし、カジュアルに下ネタを振ってきたかと思えば兄の性嗜好に引く……なんか書き出すと支離滅裂なキャラにも思えますが、なんか良いキャラ付けなので。
結佳、琥珀、卯実あたりは今のところテンプレなキャラっぽいので保留。見た目は全員可愛いですよ。瞳の彩度が妙に高いのが気になりますが。
というか、キャラよりも全体の雰囲気が特徴的ですね。その原因は色々あるのですが、まずはみんな性の方向になんか緩い、あけっぴろげなところです。エロゲらしい世界観、なんでしょうか? 別に股が緩い訳ではないようですが。
それと、全キャラが残念要素を備えてるところ。これは世界観というよりライターの趣味っぽいですが。一辺倒というのはちと何だかなーって感じです。
あと、面白いのが琥珀が既に主人公に恋人候補として周囲に認知されているところですね。妹、幼なじみ、先生などからいつ付き合うんだと言われていて、逆に外野の声でこじれそうなくらいです。個別ルートはそんなシナリオかな?
とまぁこれらが合わさって、作中全体に独特な雰囲気が出てると思います。日常パートも愉しめそうです。
さて本編スタート。本題は過去改変なので、まずはその準備をしつつ選択肢で好感度を上げていく感じですね。初回は、まぁ雛緒先輩狙いで。
キーキャラである神の卯実に仕える人物なので出番は割と多いです。説明部分に出張って場を
お話はまず過去に戻るためのパワーの源である遺物を、琥珀率いる考古学研究部に見つけて貰うところから。因縁の地である立花山城を発掘するそうですが、雛緒の巫女パワーで僅か2日でお目当てのモノゲット。
結佳の祟りの影響が里久に及ぶに至り、結佳自身も問題解決に乗り気になって過去に行く準備が整いました。と、ここで友人連中を集めて全ての事情をネタばらし。いやほんと全然秘匿しねーなこの神様。最初から正体隠す必要なかったんじゃ?
さて過去に乗り込む……前に、卯実による現地レクチャー。これがえらく詳しい! 長い! まぁ、行動を変える対象が人物が女城主で有名な立花ァ千代ですから、家の来歴やら周囲の勢力の解説やら、ある程度は必要なのでしょうが……。
それと過去改変の方法も示されます。里久は過去ではァ千代の兄であるお宮の座主に成り代わって、事件の関係者に働きかけて千羽耶殺害を阻止するのですが、干渉できるのは縁の深い人物のみ。要するに攻略キャラ+友人の立ち絵使い回し前世としかやりとりできないわけですね。
ご都合主義……ではなく、そのような状況が来るまで神様が数百年乱数調整を重ねた結果だそうです。ならしかたないね。
あとは、行ったきり一発勝負ではなく何度か往復する計画だそうな。つまり過去パートと現在パートが交互に入ってくると。いささかゲームの都合感がありますが、まぁこの辺は飲み込んでサクサク行きましょう。
というわけで過去編スタート。ちゃんと座主と認識されたことを確認し、いざァ千代のところへ。千羽耶と戦わずに済むように説得を……って、ここでまた状況説明が長い! 軍議っぽくはあるけれども!
軍議の後に単身敵陣に足を向け、もう1人のキーパーソン千羽耶に遭遇。縁があるとサクッと会えますね。そして筑紫側の状況の説明へ。はいはい。
一旦現世に帰って、2度目の過去行きで開幕から今度は雛緒の前世の武緒に遭遇。しかも温泉で。武緒は巫女力で里久の正体を見破り、協力を申し出ます。が、筑紫と手を結ぶことは拒否。なぜなら筑紫のこれまでの悪行が……ってここも長い! 説明が! 全裸で!
……なんでしょね、このゲームのシナリオを書くに当たっての下調べを全部開陳してしまっているかのような文章は……。
いや読み切れない訳ではないのですが、これまで現世パートはネタばらしや日常パートを結構ハイペースで進められていた分、ここで急にブレーキが掛かったような印象をうけます。
そんなわけで過去編が始まったばかりですが本日はここまで。一通り解説パートは済んでいると思うので、次回は問題解決に集中できるんじゃないかな、きっと多分。


