と言っても邪道を行くこのブログのことですので、例によって海外版のお話です。
2016年の2月にサービス終了した海外版/北米版/英語版/仏語版のチェンクロ、通称 Chain Chronicle Global (以下 CCG)ですが、当時最新情報を提供し続けていた公式 Facebook ページもサービス終了後の返金事業が一段落した2016年4月以降、更新が途絶えていました。
しかし1年ちょっと過ぎ、昨年の8月から Facebook の更新が再開されていたのです。知ってましたか? 私は昨日知りました(ぉぃ

(画像は上記 CCG Facebook ページより拝借)
気になるその内容は、CCG の復活! ……を、セガ等に頼むためのオンライン署名活動? を始めたよ、署名してね! ということです。
往年の CCG プレイヤーからすれば復活は喜ぶべき事なのですが、署名運動くらいじゃまだまだ道は長いなー、というのも正直な感想です。
まぁそんなわけで今回はこの署名活動を掘り下げてみたら意外と面白かったのでまとめてみたよ、という記事です。興味のある方は続きからどうぞ。
さて、まずは件の Facebook ページを見ていきましょう。トップの画像は CCG 終期のロゴ・イラストのままですが、割と頻繁(2〜4日おき)に記事が投稿されています。
投稿内容はいずれも本家チェンクロ3のキャラ絵に CCG のロゴを組み合わせた画像付きで署名のページ(http://bit.ly/2x8SRpt)への誘導しています。
リンク先は goGame というゲーム会社の Facebook ページで、どうやらここが署名集めの元締めでありつつ、復活の暁には運営をする会社のようです。
上のリンクから行くと Facebook 上で署名運動をしているように見えますが、実態は Go Petition という署名サイト、まぁ日本で言うところの「たのみこむ(tanomi.com)」的なサービスのようですね。……っていうかたのみこむも一度終了して最近復活してたのか。知らなかった。
Bring Back Chain Chronicle! という題で、Target (署名の提出先?)は SEGA and go Game となっています。
前述のようにゲームサービス会社である goGame が署名を集めている……ハズなのですが、文中には "We’re Captains just like you" などとファン活動と思わせるような文言もあり、イマイチハッキリしません。
本日 2018/1/24 時点で集まっている署名は 5,151。昨日見たときは5,100行ってなかったハズなのでコンスタントに伸びている?ようです。
ここでちょっとファンの反応が気になったので、CCG プレイ時代にお世話になった海外のファン掲示板、Chain Chronicle Forum を覗いてみました。
流石に私のように半年放置とか言うことはなく、昨年8月の Facebook のポスト直後にスレッドが立ち、議論が始まっていたようです。
主な反応としては懐かしさから喜ぶ人がかなり居る一方で、CCG 終了時に本家や台湾版に移行した人が多かったため「既存のバージョンに言語切り替え機能を付けてくれ」という意見も多く見られました。
また、書き込みから署名の集まり方を追ってみると8/17に署名がスタートして、1ヶ月後には2,500、年明けには4,000に到達したそうです。現在5,100超ですから、ここに来て加速しています。
その原因は、1/6に Facebook で "Let's hit 20K signatures on the petition and set Yggdra free!" と目標署名数 20,000 が公表されたためのようです。
何せ署名を募る側と出す相手が同一ですから、この 2万 という目標値は割とシリアスに捉えて良いのかも知れません。おかげで熱心なファンたちは複数メアドで署名しまくっているようです。
さて、この署名を集めている・また Target にもなっている goGame 社とは何者なのでしょうか。
軽く Web を浚ってみたところ、次のようなことが分かりました。
・シンガポールのスマホゲーム関連技術を持つベンチャー会社参考にしたのは SEGA のプレスリリースや、それに関連する記事、今回の署名活動の記事などです。
・セガネットワークスの子会社
・代表者 David Ng (デイビッド・ウー)氏は、元 Gumi Asia の CEO
つまり本家チェンクロを運営するセガネットワークスの海外子会社自身が CCG の復活署名を集めている訳ですね。
しかも CEO のウー氏の古巣 Gumi Asia と言えばかつての CCG の運営会社であったわけで、そにも繋がりが見いだせます。というか CCG がサービスを開始したのが2014年の11月ですから、氏の在職中ですね。
なるほど、すると今 CCG の Facebook ページを更新しているのもこの goGame 社で、チェンクロ3の素材もセガからふつーに融通してもらってるんだな、と納得できます。
……ん? というか、プレスリリースに載っているこのウー氏の略歴と以前私がまとめた CCGの歴史 を照らし合わせると……
2012年4月 Gumi Asia 設立。ウー氏、CEO に就任
2014年11月 CCG サービス開始
2015年7月 goGame 設立。ウー氏、CEO に就任
2015年10月 CCG 第2部開始 → 色々とグダグダ化
2015年11月 セガネットワークス、goGame を子会社化。この時点でウー氏は Gumi Asia を辞めている
2016年2月 CCG サービス終了
2017年8月 goGame 社、Bring Back Chain Chronicle! 運動を開始
……ひょっとして、CCG サービス終了って、この人の動きが関係してません? いや犯人だとまでは言いませんが。少なくともウー氏が抜けたのと CCG の運営がグダグダ化してきた時期は一致しています。
CCG の終了には Gumi Asia の方針変更(他社作のローカライズから自社(日本 Gumi)作のローカライズへの移行(※))が関係している、というのが Gumi の公式見解でした(ソース)が、ウー氏の独立もそれに関係しているのかも知れません。
Gumi が方針変更したからウー氏が追い出されたのか、逆にウー氏が勝手に飛び出たから Gumi が舵取りを変えざるを得なくなったのか、はたまた円満に業務分担的に独立したのかは分かりませんが……。
ともかく、goGame 社がセガからの出資という光を掴めたのは、Gumi での CCG 運営という絆(コネ)のおかげなのかも知れません。超憶測ですけどね。
(※ Gumi Asia の抱えているゲームは、2015年頃は 自社:他社 = 1:3 (Brave Frontier / CCG, Big Hero 6, Puzzle Trooper) だったが、現在は逆転している (Brave Frontier, Phantom of the Kill, The Alchemist Code (誰ガ為のアルケミスト) / SLOTS Reel Frontier))
まぁウー氏への下衆の勘ぐりはこれくらいにしておきましょう。
とにかく、いち CCG ファンとしては復活する運営会社が本家セガの子会社であり、またかつての CCG にも関わっているという盤石の体制であることは喜ぶべきことです。
ですが、手放しで喜べないことが2点ほどあります。
1つは署名の数が足りないこと。正直ベースだと目標2万はまず無理でしょう。ファンの情熱という名の多重署名(不正)と、運営の見て見ぬ振りが重なれば到達できるかも知れませんが。
もう1つは、goGame 社の現状です。ぶっちゃけ、CCG 復活に回す余力があるように見えません。
根拠は SEGA のこのプレスリリース。2017年の3月に goGame 社がディズニーのスマホゲーム4タイトルのライセンス契約をし、その内の1つ Crossy Road を東南アジア向けに配信開始する、という内容です。
この中で、
他の3タイトルにつきましても、2017年内に配信の開始を予定しています。と書いてあるのにもかかわらず、goGame のサイトのゲームリストには2018年1月現在で Crossy Road 1作しかディズニータイトルは載っていないのです。つまり、残る3作中1作も2017年中にリリースできなかった、と受け取ることができます。サイトに載ってないだけでサービス始まってたらごめんなさい。
こーゆーのを見ると、人手とか資金とかが足りてないのかなーとか思ったりしちゃうわけで、首尾良く署名が集まったとしても、CCG に着手する前にディズニー3作を片付けにゃ、となって数年待つハメになるかもです。
アレだ、義勇軍の隊長が帰ってくるのにリアルで5年かかるってスンポーだ、HaHaHaHaHa. いや笑えねーよ。
とまぁ、オチを付けたところでこの記事を締めたいと思います。
CCG 復活の署名に関しては(たぶん)日本ではまだ紹介されていないと思うので、この記事を見た日本人プレイヤーの皆さんは懐かしい思い出に浸りながら是非署名してあげてください。
CCG をご存じない方も、当ブログのチェインクロニクルタグを辿れば日本一(誇張)詳しい CCG 情報が満載ですので、興味とお暇がありましたら目を通してやって下さい。そして面白そうだと思ったらレッツ署名っ!
---(2018/8/1追記)
こちらの運動はその後も散発的に観察してきましたが、署名を促す記事を上げ続けていたCCG公式Facebookの更新が5/18を最後に途絶えてしまいました。goGame社の方は特に動きはなさそうです。
元々望み薄な署名活動でしたが、さらに雲行きが怪しくなってしまいましたねぇ。
(追記ここまで)---


