このところ常設・期間限定共々コンテンツが増えてきて、全てこなすよりは常に取捨選択するゲームという性格がいよいよもって強くなってきました。
完璧主義者には辛いゲームでしょうが、私としては元々追い切れていないので別にそれは問題にしていません。問題なのはアップデートを重ねるたびに動作が不安定になることです。
私はメイン・サブの2環境でプレイしていますが、最初はどちらでも問題無かったものが2週間前くらいからスペックの劣るサブ機で突然強制終了する事が起こり始め、最近はメインでも負荷が高くなったりプレイ時間が長くなると落ちるようになってきました。
流石にこれはやっていられないので、情報を集めるてみると 64bit 版の Unity Web Player であれば安定動作するという2ch由来の情報を見つけました。
しかし 64bit 環境にするにはちと手間が掛かるようなので、手順をまとめてみようかなというのが今回の記事の趣旨です。ブラウザゲームとは言え、せっかくPCのゲームですから自分の手で良い環境を整えるのもまた醍醐味ですしね。
公式ミニクライアントが強制終了して仕方が無いというプレイヤーの参考になればと思います。
ただし、前提として 64bit の CPU と Windows を使っていて、設定を変更できる管理者権限を持っている必要があります。また、ここで紹介している解決策では Internet Explorer (IE) を使ってプレイする事になりますので、何らかの理由で IE が使えない人には向きません。そのあたりは了承をお願いします。
あと、私がやったのは Win7 と 8 で IE11 の環境だけなので、Windows10 とかの人は適宜相当するメニューやコマンドに読み替えてください。
と言うわけで興味のある方は続きを読むからどうぞ。
一応前置きとして、私の環境(OS、CPU、メモリ)を書いてみます。どちらも3年くらい前のノートPCです。これでも若い頃はデスクトップPCを自作してファン(冷却用)をブイブイ言わせてたんじゃがのぉ……。
メイン Windows8.1 Pro 64bit、i7-3687U@2.1GHz、8GBで、前書きでも書いたとおり強制終了はマシンスペックが低かったり負荷が高かったりプレイ時間が長くなった時に発生しやすい傾向があります。後はPVPとか大乱闘とか、ロードされる3Dモデルの種類が多い時とか。察するにメモリリークしてゴミが溜まっていっている感じでしょうか。
サブ Windows7 Pro 64bit、i7-4500U@1.8GHz、8GB
なので、スペックの高いマシンを用意するというのも対処としてはアリかもしれませんが、まぁそういう力技は今回は置いといて。
と言うわけで本題に入りましょう。
1.
まず既に 32bit 版の Unity Web Player を入れている場合はアンインストールします。この作業は必要あるかどうか分かりませんが、消しとかないとどっちで動いているか分かりませんので。
暁はミニクライアントでのみプレイしていて、過去に他の Unity ゲームもプレイしていないならインストールされていないはずなのでこの項目は不要です。
コントロールパネル → プログラムと機能 から Unity Web Player をアンインストールします。これが 32bit 版で、 64bit 版だと後ろに「〜 (x64)」と付きます。
なお、暁の軌跡のミニクライアントは AkatsukiLauncher と表示されている奴です。ここでのアイコンはナハト君ではありません。これにも独立して 32bit 版の Web Player が含まれているようですが、残しておいても問題はありません。
2.
次に IE の設定を変更します。Win7でも8でも現在のバージョンは11のようです。
IEのウィンドウ右上の ツール(歯車マーク) から、インターネットオプション を開きます。
詳細設定 タブ中の セキュリティ のツリーの中から、以下の項目を探しチェックを入れます。これはOSによって項目名が違うようです。
Windows7 → 「拡張保護モードを有効にする*」
Windows8 → 「拡張保護モードで 64ビット プロセッサを有効にする*」
*の説明にあるとおり、これを適用したらPCの再起動をしましょう。
3.
続いて、64bit 版 Unity Web Player のインストールを行います。ここでは Unity のサイトと他配布サイトのどちらかからインストールする事になります。一長一短ですので、自分の好みで決めましょう。
Unity のサイト:公式なので信用できる。バージョンが古い。インストールに一手間要る。とりあえず暁の軌跡をプレイする分には最新版である必要はなく公式にあるものでも十分です。と言うわけで、公式から落とす方から解説します。
他配布サイト:信用できる配布元か分からない。最悪ウィルスの混入などもあるかも。最新(?)版が手に入る。
3.1 まず IE で Unity の Download ページにアクセスします。下記のURLです。
https://unity3d.com/jp/webplayer
右側の「お使いの Web Player のバージョン」が not installed になっているはずです。何か表示されていたら最初の段のアンインストールが完了していない事が疑われます。
左側のダウンロードをクリックします。拡張保護モードが設定できていれば、下図のように UnityWebPlayer64.〜を開くか、または保存しますか と出るはずです。上手く行かないと 32bit 版のインストーラが表示されます。(ファイル名に「64」が付かない)
ここで保存を選択。保存したらフォルダを開きます。
64bit 版のインストーラはなぜか拡張子が謎の数字列になっているので、ファイルをリネームして後ろに「.exe」を付けます。
上手く行くと、ファイルのアイコンが Unity のウェブサイトと同じアイコンになります。そうなったらダブルクリックしてインストーラを起動し、何度かOKとか同意とか、まあ一般的なソフトのインストール手続きをします。
終わったら念のため PC 再起動。必要かどうか分かりませんが、こういうタイミングで再起動したくなるのが古い Windows 使いというモノです。
ちゃんとインストールできると、前述の Download ページでのバージョンが 4.6.6f2 と表示されるはずです。
3.2 さて、公式の安心感よりも最新版を求める人は、他から落としましょう。「Unity Web Player 64bit」などの単語で適当にググると、いくつか配布サイトが見つかります。一例として、このサイトは最新を謳っており、私がインストールをしてみた限り問題無さそうでした。保証するわけではないのでダウンロードとインストールは自身の判断でお願いします。
現時点でのバージョンは 5.3.6 だそうです。こちらも、立ち上げる前に PC の再起動をしておいた方が心が落ち着きますね。
4.
どちらかの方法でインストールが終わったら、後は普通に IE で暁の軌跡の各ログインページにアクセスしてID、パスワード、画像認証をしましょう。
初回起動時は IE のセキュリティ認証と、Windows のユーザーアカウント制御の認証画面が現れます。どちらも許可すれば起動できるようになり、次回以降は表示されません。
立ち上がったゲーム画面の右下に、常に「Development Build」の表示がされていれば成功です。
表示されていない、また症状が改善されていないようなら、32bit で動いている可能性が大です。もう一度 32bit 版のアンインストールや IE の設定を確かめましょう。
私の例として、サブ機の方で一度消したはずの 32bit 版が残っていて暁が立ち上がらないという症状に見舞われましたが、両方アンインストールして 64bit の方だけ再インストールする事で解決しました。
以上の操作で、より安定したゲーム環境が手に入るはずです。64bit 化して数日、最長で2時間くらいプレイしましたがメイン・サブどちらでも通信途絶以外では落ちていません。裏で別ソフトで作業したりナニしたりで負荷が増えても大丈夫です。
また、IE の機能である F11 キーによる全画面表示で、フルスクリーンでゲームができるのも強みです。昔は私もフルスクリーン至上主義でしたから、何となく嬉しいものです。
ただし、ミニクライアントから IE に、それも 64bit に移行することでのデメリットもありますので留意しましょう。思いつく範囲では次のような事が懸念されます。
・常に右下に Development Build が表示される
・誤って「戻る」「再読み込み」などブラウザの操作をしてしまいゲームが中断される可能性がある
・なにかにつけ IE の設定の影響を受ける可能性があるので、トラブルが起こったとき問題が複雑化する
・IE の設定をデフォルトから変えるので、別のサイトで不具合が出る恐れやセキュリティの穴を増やす可能性にも繋がる
・32bit では起きない別の不具合が出る可能性もある
・等倍表示ができなくなる(ミニクライアントはウィンドウの最大化を解除すれば等倍と思われる表示をしてくれるが、こちらは完全に IE 依存)
・IEは複数プロセスが立ち上がるので、どれが暁のプロセスか分かりにくい
気にならない人には気にならない、ぶっちゃけ、普段から IE を使っていないで暁の軌跡専用にしても問題ない人にはほとんど問題無いことばかりです。
唯一 Development Build だけはどうにもならないようです。開発途中のソフトであることを示す表示のはずですが、64bit 版の Web Player では誤動作なのか常に表示され、また解決策は無いのが現状のようです。数年前からある問題のようなのですが……。
消せた人が居たら是非教えてください。
と言うわけで、32bit 版やミニクライアントで落ちる人のため 64bit 化講座でした。
ほんとはメモリリークを解消するソフトのバージョンアップが起こるのが根本的な解決であり、さもなくば 64bit 版を内蔵したミニクライアントが出ればほぼ解決するのですが……まぁ色々難しいのでしょう。
正直そんな物を用意するよりはゲーム内の数々の不具合の対処に力を注いで欲しいのが現状です。特に、至る所に散らばる表記の揺れを……。
ともあれ本記事が誰かの参考になって、なおかつその人がこれを機にPCへの理解を少しでも深める事になれば幸いです。
--(10/31追記)
その後 IE を使わず 64bit でプレイできるようになったので、その顛末を次の記事に書きました。


