幻想水滸伝 紡がれし百年の時、プレイ記の最終回です。
総評ですが、まずまず楽しめるゲームでした。全体のストーリーは割と良く、またキャラの見せ方がくどすぎなかったのが良かったと思います。味方は108人も出てくるから必然的に薄まっているのでしょうけれど、敵方も倒すべき相手はサクッと倒されて変にお涙頂戴みたいに流れなかったのに好感が持てました。
ただ、ストーリーはタイムスリップと過去改変に関する仕掛けやどんでん返しみたいな物を期待していたので、題材の割にそう言う事が無かったのが残念でしたね。単に話の重点が他に置かれていて私の好みから外れただけの話なのですが、一度期待してしまうとやはりちょっと未練が拭えませんね。
悪かったのはシステムの不親切さとゲーム的に面白さが少なかったことでしょうか。戦闘バランスとかをもう少し作り込んで、かつモーションスキップなどの快適要素を盛り込んだらかなり違ったと思います。
お気に入りキャラはリュセリ。一種のクールっ娘なのですが、キャラ付けが過剰でなく女の子らしい可愛さも自然に盛り込まれた良いキャラでした。RPGの女性キャラで素直に好感が持てたのは久しぶりだと思います。こういうキャラが出てくると、普段は要らないと思うストーリーの恋愛要素とかが欲しくなりますね。主人公とも正当派の付き合いができそうでしたし、同職のラスカリス君あたりと絡んで三角関係になっても面白そうです。
男キャラでは後半に仲間に入る人間の呪術師ですね。正統派の熱いキャラなのですが、変に格好付けた台詞回しが少しズレた感じなのも良い。そう言う視点で見ていると、走ったままNPCに話しかけた時に出る「右手を前に差し出す」ポーズが無茶苦茶笑えました。なんでお前にだけ専用会話モーションがあるんだ、っつーか何そのポーズ。まぁ、そう言う点を置いておいても主人公の向こうを張るくらいの活躍ができそうなキャラ付け・立場でしたが、主人公側が良い子過ぎて対立も何も無かったのが残念。
アレですね。全般的にキャラの初登場時の出番が終わるとシナリオに絡んで来なくなるので、色々と想像で補える余地があったのが良かったのだと思います。ある意味、昔のゲームみたいな感覚ですね。
さて、続きはネタバレありのプレイ記になります。
お話も大詰め、ということで世界地図も埋まってきました。特に国内を2周するようなこともなく、素直に終わりそうですね。いや、大体のマップに過去があるから、3周していると言えば言えるのかな?
序盤に出て来た皇国の移動型水上要塞こと浮城攻略のため、歴史上から抹消された船を200年間保存しようとする主人公達……って、流石に無理ありすぎるでしょこれ。船製造の技術を残すのかと思ったら、ある1艘の個体を残すとか。
技術を残しちゃうと多方面に影響があったり、皇国にバレて潰されるからとかそう言う発想でしょうかねぇ。そして、相も変わらず狙い通りのピンポイント過去改変が成立しちゃいますし。まぁ、そろそろ慣れろよということなんですかねぇ。
そして船とともに最後の戦闘メンバーも仲間に入りして、ようやく音楽家が2人に。この終盤に追加、しかもスキル伝達のペースが一番遅い(2%/回)とは……。音楽家自体あまり使いませんし、流石にこのキャラを育てるのは断念。
そして外界の危険は最早無いことが分かり、本格的に皇国との決戦に。序盤に出てきた皇国の幹部がボスとして次々と現れます。この辺は流石に一番の盛り上げどころなので過去の事情や衝撃の(?)事実が語られますが、記事前半で触れたようにこの辺の描写も割とあっさり。
というか、軍師のライバル風の幹部なんて一言も喋らずに退場しちゃいましたし。流石忍者だ、凄い気配の消し方だぜ。
ちなみにこれらのボス、ここまで来ると流石に強力で一撃で瀕死になってしまったりするのですが、タフさが足りないため1〜2ターンで撃破できてしまいます。某武官さんなんて、薬使いを連れて行くのを忘れたまま倒せてしまいましたし。
というか、これは味方の火力が高すぎるせいかも知れませんね。特にミュラ・ゼフォンの魔術師コンビ。特にどの属性にも効くという凶刃の魔石を使うと、他のキャラの2〜3倍くらいのダメージを叩き出します。調整かプログラムのミスでしょうか?
後はいよいよ聖皇を残すのみ。ラストダンジョンである森羅宮は雑魚キャラもそこそこ強力ですが、今までのダンジョンと違って道が広いので雑魚戦の回避が非常に容易です。豪華さを出す意味があるんでしょうが、ゲーム的には間違いな気が。
ラスボスは300年前から仕込んだ巨大テラスファルマと時代樹と聖皇が融合した化け物。ゼフォンもビビる強さですが、100年前、200年前の英雄達も「それぞれの時代で同時に」戦ってくれるので、徐々に弱体化していきます。この辺の描写は各時代が時代樹で繋がっていると考えれば納得ですね。今までも200年前に数日後に来い、なんて話がありましたし。
で、肝心の戦闘は例によって凶刃の魔石が火を噴いて1ターン終了。最後だからと張り切って賢さアップの指輪を付けた魔術師2人を連れてきたのが間違いでしたか。
ともあれ、これでエンディングへ。聖皇は倒れて結界が無くなり、人々は外の世界へ旅立つのでした。その後の108星の活躍はダイジェストで語られますが、半分は過去の人なので既に語られたような内容が多くあるのはご愛敬。
クリア時の仲間人数は104人。結構集まった方だと思いますが、流石に全員は無理でしたか。でもエンディング内容的には特に文句の付けようが無いように感じましたけどねぇ。
さて、集め残しの仲間を求めてレッツ攻略サイト。どうやら最終盤からでも集め直しは可能なようなので、攻略情報に従って100年前、200年前巡りをして108星コンプリート。後は、隠しボス的な物も1つしか倒せていなかったので、それらもフォローして装備は更に充実しました。
後はサブ職業とか本拠地ダンジョンのご褒美とかもあるようですが、これは時間がかかりそうなのでパス。というか、特定の面子で数十回食事をしないとサブ職に就けないなんて、条件きつすぎじゃありませんかね。
そして、再度ラスダン突入。軍師とか連れて行けば何か喋るかなーとか思ったのですがそんなのもなく、ひたすら1週目と同じ展開でボス戦へ。そして同じ勢いで撃破。
エンディングは様子が少し変わり、なんと現代のみならず100年、200年前も同じように結界が破られ外の世界へ行けるようになりました。って、200年前はまだ危険なんじゃ>外。
当然歴史が変わってしまいますが、今度は完全にパラレルワールド化してしまったので問題はないそーです。うーん、序盤から何度も出てきた癖に今まで全然実感される事の無かった百万世界設定がようやく活きましたか。
というか、プレイヤーも突っ込む今までのご都合過去改変状態はラスボスのせいだった、ってことなんでしょうかねぇ。イマイチ納得いかない気がするのですが。
と言うわけで本作終了。2週目も特に無いようですし、後の要素は時間がかかりすぎるのでパスということで。色々不満もありましたが、割と気に入ったゲームだったので、やり込み要素の1つもあればなーという気もしたのですが。
まぁ、綺麗に完結した1つのお話と言うことで納得しましょう。
2012年03月11日
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