総評です。綺麗にまとまったお話だと思いました。正直、それほど優れた出来ではない感じですが、涼シナリオのように光るイベントもあってまずまず楽しめました。
見所は凝った立ち絵ワークと、全キャラに標準搭載されているテーマソングでしょうか。力の入れ具合が伝わってきます。
が、その反面システム周りの不出来やライター毎のシナリオの質の差など、ともすれば手抜きに感じる面もありました。もうちょっとバランス良く注力してくれた方が嬉しかった感がありますねぇ。
ちなみにシリーズ物ですが、前作までとの繋がりがほとんど無いので、新規プレイヤーには入りやすいと思います。
お気に入りのキャラは遊佐先輩。シナリオが展開・文章共に余り好みではありませんでしたが、美人で尊敬できる先輩というポジションが素敵。あと、テーマソング(兼BGM)も良い感じ。巨乳設定はやりすぎ感が無きにしも非ずですが。
次点は、蓮華。最初はそれほどでもなかったのですが、とある理由で注目していたらなんか気に入ってしまいました。その理由は、次の記事ででも。
さて、続きはいつも通りのネタバレプレイ記です。
5週目、CGの抜け的にも恋華シナリオはあるっぽいので、全キャラの好感度を均一に上げる感じで進行。首尾良く個別シーンが蓮華になったので、ルートに入れたようです。
と思ったら、突然蓮華に病弱属性が付加されました。と言っても過去の話で今は健康らしいですが、学の絵の黎明期は学校に行けない蓮華のために絵を描いていたという
このルートでは、学のコンクールのため絵は一番難航します。モチーフが決まらない、何とか描いてみても塗りつぶしたくなる出来、極めつけに、過去の自信作「氷上の天使」を描きなおしても全然駄目ということで、学はかなり落ち込みます。
親や部員らにも当たり散らすようになり、それでもサポートする蓮華までも疎んでしまった学は、とうとう蓮華に罵詈雑言を浴びせます。しかしそれでも励まそうとする蓮華に学は改心し、コンクールと気負わずに描く事ができるようになりました。
そしてクリスマス。兄妹2人だけの自宅パーティ(店屋物)の際にシャンパンを呑んだ2人は、勢いでキス未遂。更に一緒に風呂に入って乳繰り合ったりと危ない雰囲気……っつーかもうアウトな領域に。
その後、お互いの気持ちが兄妹愛以上の物だと認識し合った2人は、この恋愛が良い事か悪い事か分からないけどこのまま行こう、ということで合意。
ここで七不思議の「ハート型の葉っぱの楓の木」登場。実は蓮華は昔にこの木を発見しており、既に学と自分の名前で相合い傘を書いていたのでした。ははは、こやつめ。
そして正月はお屠蘇で酔っぱらった勢いで自慰の見せ合い→69。本番は無しですが、十分エロエロですね。
そしてエピローグは新学期。学は蓮華の微エロ絵でコンクールに佳作入賞し、親からも認められて順風満帆。蓮華は美術部新部長となったのでした……って、3年引退までは学が部長の方が良いと思うんですが……。
何はともあれ、めでたしめでたし。
終わりました。これでCGやシーンも全て埋まっているようなので隠しルートもなさそうです。再起動したら、起動メッセージでコンプリートと言われましたし。
蓮華ルートはシリアスシーンが割と良い感じでしたが、エロシーンに関しては何か中途半端ではありましたねぇ。業界自主規制でも無い訳ですし、自社規制ってことでしょうか。
なんつーか、実姉妹をヒロインにする奴は、無理に主人公と絡めなければ良いと思うんですがねぇ。例えば勝 あしたの雪之丞2みたいに。
アレは(他作品ネタバレにつき反転)兄の妄想の中で妹が友人に襲われることでエロシーンを確保していた訳ですが、倫理とエロを両立させるためにこー言った手法ももっと増えても良いと思うのですよ。
それか、絶対★妹至上主義みたいにおおっぴらに実兄妹をくっつけてしまうか。半端は良くないですよね、半端は。
あー最後に、突っ込まざるを得なかったどーでもいいこと。
クリスマスパーティで陰膳は止めようぜ山吹兄妹。
アレだ、立ち絵ワークは凝ってるのに、どーしてこういうところで手を抜きますかねぇ、このゲームは。


