2009年09月17日

瑠門島のインフラに関する1考察

本日は、GUN-KATANA(銃刀)―Non-Human-Killer―(リンク先・18禁)ネタの駄文を。
作中に「水力発電所」なる施設が出て来た訳ですが、舞台は「瑠門島」という離島、しかもそれほど広いようにも思えず、それも既に廃墟になっているという設定です。
果たして、こんな条件で水力発電なんてあり得るのだろうか、という疑問が沸いてきた次第。
と言うわけで、以下素人なりにちょっと考えてみましたので、その内容をば。だらだらとした長駄文につき折りたたんでおります。

さて、そもそも離島に水力発電というのはあり得るのか? と言うところから考えてみましょう。
軽くググってみると無いではないようで、屋久島くらいの広くて雨の多いところでは水力発電をしているようです(参考)。
また、昨今の技術の進歩で、かなり小さい島での発電も可能になっているようです。フィリピンのパナイ島ではマイクロ水力発電のパイロットプロジェクトが完成したとか(参考)。まぁ、こちらは50戸という非常に小さい規模向けなので、極端な例でしょう。


次に、我らが瑠門島について調べてみましょう。
公式ページの用語集の一番下に解説と地図が載っております。そこから引用してみましょう。
瑠門島(りゅうもんとう)
日本本土から300kmちかく離れた海上に浮かぶ孤島。子島と親島の2島からなる。
島の総面積は3.1平方km、周囲8.7km、戦後しばらくまでは炭鉱として多くの人間が生活していたが、
現在は完全な無人島になっている。
当時の名残の住宅地や学校などの公共施設が、廃墟としていまだ林立している。

現在では、第一世代を含むNON-HUMANの最後の砦となっている。
とのことです。
程よく面積が載っていますね。先に例としてあげた2島の面積を調べてみましょう。
屋久島の面積は107.5km^2。桁が違いますね。
そしてパナイ島は11.5km^2。これでも瑠門島よりも大きくなっております。しかも標高2000m超って、名前の通りパネェですな。


ちなみにこの瑠門島、モデルは十中八九軍艦島の名で知られている端島でしょうが、こちらは面積も6.3ha = 0.063km^2 と、2桁ほど小さいようです。
で、こっちは電力はどうしていたかというと、1918年から隣の島から海底ケーブルで電気を引いていたそうです。まぁ、こちらは長崎港から18kmしか離れていないようですし、本土から引き回していたのでしょうか。

……つーか、そう考えると瑠門島の「本土から300km」ってとんでもない距離ですね。八丈島(東京から287km)くらいですか。この運搬距離を考えると、炭鉱業は本当にペイしたんでしょうか。
そう言えば火山もあった事ですし、八丈島みたいに地熱発電とかしていた方が良かったんじゃないでしょうか。


まぁそんな事を言っていても仕方がありません。ではこれから水力発電が出来るかどうか、見積もってみる事にしましょう。
上からの絵を見てもダムや貯水池らしき物はありません。ついでに川も見えないので、雨水は地下に潜っているのでしょう。
水力発電施設のある親島は森で覆われ、更に地下には洞窟やら迷宮やらがあります。また、島の裏側に流れ着いた姫菜らが探索した洞窟でベアトリーチェが日課の水浴びをしておりましたから、割と標高の低い(ほぼ0m)ところに地下水が流れていると考えられます。
ついでに、同じ箇所に古代の迷宮のような物もありますので、古代人が生活できる程度の飲み水が確保できる=雨量は豊富、とします。つーかあの迷宮の石は何処から切り出して来たんですか古代人。
と言うわけでこれらを最大限に都合良く解釈して、ほとんど島の頂上から地下水まで流れ落ちる洞窟内の川があり、そこで水力発電をしていたと考えましょう。もしくは地下に、ある程度の標高を持った貯水池があるとか。
つまり最大自然落差は大体島の標高分。では、瑠門島の標高は幾らでしょう。

ヒントになりそうな絵がこちら。
ryumonh.jpg
船上から見た瑠門島です。この横幅aが分かれば、標高も分かりそうです。これを図1としましょう。
もう1つの手がかりはWebページから拝借したこちらの画像。図2としましょう。
ryumonv.jpg
図1では建物が沢山見えますので、子島側から島を眺めていた事が伺えます。ということで、簡単のため図2の左側から眺めていたとし、aを図中に書いた通りであると仮定します。
で、この図2と瑠門島の面積3.1km^2から、aを求めます。そしてaと図1から標高が求まるというスンポーさっ。

早速やってみましょう。以後、紛らわしくないように図1の1ピクセル分の長さをph、図2の1ピクセル分の長さをpvとします。
先ず図2を加工し、島部分を塗りつぶしてそのピクセル数をカウントしますと、59140と相成りました。59140pv^2 = 3.1km^2から、5.241799 x 10^-5 km^2/pv^2となって、7.24 x 10^-3 km/pv。
よーするに、図2では1ピクセルが7.24mとなりました。んで、aの幅は304ピクセルなので、a = 2201mと。
さて、次に図1です。aは277ph、高さは97phとなっておりますので、水面からの高さは2201 x 97 / 277 = 771m。瑠門島の標高は771mと見積もられてしまいました。

思ったよりも随分高いように感じますね。ミニ水力発電の例を見てみると、有効落差11mで約33軒分の電力をまかなうという話がありました(参考)。
前述の通り瑠門島は地下空洞が豊富ですので、例えば山の半分くらい400m位の範囲で水を集めて上の例と同じ効率で発電できたとすると、発電能力は1200軒分。
戦後に放棄された水力発電施設が最近の物と同じ効率で良いのか、という問題に関しては規模のデカさでカバー、ということにしておいて下さい。また、幾ら雨が降っても面積的に十分な水が確保できるかどうかには目をつぶる方向で。
住居の建物は、ゲーム中に18号棟まで出て来ましたから、おおよそ20棟あったとして、1棟平均50戸入っていたとしても1000戸。まかなう事は可能です。
後は炭鉱の業務と学校等の施設がどれだけ電力を喰うかが未知数ですが、そもそも人家もそれほど電力を消費した時代とも思えませんし。割と良い線行っている数字のように思えます。


と言うわけで本日の結論。瑠門島での水力発電は妥当。できる。できるのだ。
すげーぜBlack-cyc。ちゃんと考え抜かれた設定だったんですね! 後は本土まで300kmというのが炭鉱として意義があるかどうかだ! ……せめて金山とかだったら納得したんだけどなぁ。

まー、とは言っても計算が穴だらけだったり発電技術の向上とか全く考慮してなかったりもしますが、まぁ良いでしょう。何せNON-HUMANなんて超常の力が跋扈する世界ですし。
……え、それを言ったらお終いだって?
タグ:GUN-KATANA
posted by ひろし at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム四方山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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