beatmaniaIIDX 14 GOLDを買った時の記事の触れた際に最後に触れたこちらの宣伝記事。
もーちょっと真面目にやれよ、と思った訳です。
そして今、何故かそのFlexScan HD2452Wがここに(いや普通に買ったんだけどさ)。そしてIIDXも手元に。
と言うわけで、自らを納得させんがためHD2452Wの音ゲー適性を自力で検証してみました。
以下、続きには実験やら結果やら考察とかが長々と続きますが、先に結論を書いておきます。
・音ゲーにはたぶん不向き。少なくともブラウン管よりは(当たり前だ)
・スルーモードの効果は絶大
と言う感じです。私はこのモニタでIIDXをやる気にはなりませんでした。
#微妙な判定が存在しないギターヒーロー3とかなら十二分だと思います。
それでは以下、心涼しく長文にお付き合い下さる方のみ続きからどうぞ。
・実験方法
PS2版beatmaniaIIDX 14 GOLDを用意します。遅延補正のオプションは使わず、初期設定のままです。
フリーモードで2曲順番にプレイしてEX-SCOREを記録します。
これを、手持ちのディスプレイ・接続方式でそれぞれ2度試します。
で、それぞれのスコアを比較し、高いほど遅延の少ない「良い環境」とします。
なお、同じ曲を連続でプレイしない、ある環境で2曲プレイしたら別の環境に移る、ということをして、曲・遅延への慣れによる効果を軽減します。
それでも慣れは出てきますが、まぁそれは疲れによる精度の低下で相殺ってことで……。
次に述べる環境の、1と2、3と4、5と6をペアにして、1212 3434 5656という順でプレイしています。
2曲ずつなので計24プレイですね。1曲2分強としおっと止めるんだ失った時間を数えるのは。
・プレイ環境
1,3 XRGB-3 (21ピンRGB接続・トラスコモード) + VGA セレクタ + FlexScan T765 (19インチCRT・距離1.5mほど)
2 XRGB-3 (21ピンRGB接続・トラスコモード) + VGA セレクタ + FlexScan S2410W (以下24インチLCD・距離2mほど)
4 XRGB-3 (21ピンRGB接続・トラスコモード) + VGA セレクタ + FlexScan HD2452W (24インチLCD)
5 D端子接続 FlexScan HD2452W スルーモード
6 D端子接続 FlexScan HD2452W 通常モード
ご覧の通り、まともなTV環境がありません。そして計らずとも(?)ナナオ尽くし。
アップスキャンコンバータ・XRGB-3が私のPSライフの生命線です。否、でした。
1と3は同じ環境ですが、1と2を同じ日に、3〜6はまた別の日にプレイしたので、コンディション等の差を考慮するため2度やってます。
#ちなみにこれが私のメインのIIDX環境です。それ以外のゲームは2の環境でやっています。否、いました。
また、各液晶の設定は全画面の拡大で、HD2452Wはスルーモード以外は特に設定には触っていません。S2410Wは忘れましたが、特に変な弄り方はしていなかった、はず……。
・使用楽曲
選んだのは GOLD RUSH 及び VANESSA 、それぞれ DOUBLE の HYPER (リンク先のYoutubeの譜面)です。
2曲選んだのは、前述の通り同じ曲の連続プレイで慣れてスコアが上がる効果を削ぐため。
のみならず、前者がLv8で後者がLv11と、難度に差をつけたかったこともあります。私の腕前だと、GOLD RUSH はHARDクリア安定・VANESSA はEASYクリアも不安定。
この差で何かしら傾向が変わるかなという期待が在ります。ただ単に好きな曲を選んだだけでは無い……つもり。
尚、プレイオプションは前者がHS2.5、後者がHS1.5、それぞれSUDDEN+で緑の数字が340になるように設定しています。便利な世の中になった物だ。
あー分からない人に説明すると、後者の方が難しくてスクロールの速度が遅い、けどノートが画面に表示されている時間は一緒ってことです。
・実験結果
EX-SCORE (JUST GREAT / GREAT)の表示で行きます。分からない人は太い数字だけ読んでくれれば良いです。ちなみに満点はそれぞれ 1702 と 1876 だそうです。程遠いわっ。
| 環境 | GOLD RUSH | VANESSA |
|---|---|---|
| 1 (CRT) | 1242 (483 / 273) 1217 (476 / 265) | 1002 (346 / 310) 900 (315 / 270) |
| 2 (2410) | 1151 (419 / 313) 1176 (436 / 304) | 962 (337 / 288) 843 (286 / 271) |
| 3 (CRT) | 1345 (561 / 223) 1228 (475 / 278) | 925 (327 / 271) 934 (331 / 272) |
| 4 (2452) | 897 (280 / 337) 945 (315 / 315) | 855 (300 / 255) 829 (303 / 223) |
| 5 (スルー) | 1057 (381 / 295) 1243 (509 / 225) | 842 (300 / 242) 896 (326 / 244) |
| 6 (通常) | 602 (160 / 282) 733 (209 / 315) | 606 (182 / 242) 707 (232 / 243) |
以上、順序をつけるならば 1,3 > 2 > 5 > 4 > 6 となりました。
CRTの勝利は妥当としても、その他の結果が非常に面白い。
なお、プレイした感覚としては、1,3は遅延も残像も感じない満足の行く環境。
2は残像が酷くノートが縦に連なったり太ったりして見えますが、タイミングのずれは感じません。遅延というよりは、残像で次のノートを認識するのが難しくスコアを落としているのではないかと思います。
4,5,6は2に比べて残像が明らかに少なく感じました。このあたりは流石新型と言っても良いと思います。
が、それぞれ何らかの理由でズレが生じているようです。このあたりを次から考察してみましょう。
ちなみに、D端子で繋いだ5と6はXRGB-3に比べドットもくっきり・色もはっきりして綺麗で驚きました。
これはXRGB-3の色の設定が(私には)難しく、白とび黒とびしないようにごちゃごちゃ弄り回した結果の設定だったからだと思います。
やはりシンプルな接続は良いですね。
もっと関係ないことですが、この検証中にGOLD RUSHはフルコンボとAAが、VANESSAはノーマルクリアが初めてできました。ばんざーい。
・考察
○2と4の差
まずこれが不思議でした。直前に2chのHD2452Wスレッドでこの書き込み読んでいたので特に。
この80氏によると、「PC入力時は遅延が1,2フレでスルーモードと同じ」ということだったので、2 = 4という結果を予想していたのですが。
この原因は色々試してみた末ある程度あたりが付いたのですが、話が長くなるので割愛。何となく「XRGB-3とHD2452Wは相性が悪い」と考えれば良さそうです。
○5の不振
さて、今回の目玉のスルーモード。これが思ったよりも振るいませんでした。
残像は明らかに減っているので、2 < 5 となっても良さそうなのにこの結果。
実はこのスルーモード、ノートを目で追って叩くと結構よく光る(ベストのタイミング、の意)のです。が、トータルのスコアは低い。
これは恐らく、HD2452Wに入力した音の再生に遅延があるのではないかと思います(憶測)。というか後から思いつきました。
音量のみならず高低のバランスとかも弄れるので、そういう要素があってもおかしくないのでは無いかな、と。
ちなみに1-4は全てXRGB-3のLine outからセレクタを通してスピーカに、5,6はHD2452Wの出力から同じセレクタを通してスピーカ、です。
という訳で音声だけスピーカーに直結してみればこの真偽が分かるのですが、そーいったコネクタが手元に無いのともう疲れたので、これ以上の追求は止めておきます。
○6の惨状
明らかに遅い! 一番多い判定がGOODって何だこりゃ。まさに言うことなす!
……あ、いや、強いて言うならVANESSAの方が減りが少ないのは、スクロールが遅いせいと譜面が密でタイミングを計る余裕も無かったからではないかと考えることも出来なくもない、かなぁ。
勿論、単に元の精度が低かったからと考えることも出来ますが。というかそっちが自然か。
・結論
という訳で、私の結論としては音ゲーするなら XRGB-3 + CRT。現状維持と相成りました。XRGB-3たんさいこー。
そんな訳で、アップスキャンコンバータとS2410Wを使って音ゲーをやっていてHD2452Wへの乗り換えを検討している人は参考にされては如何でしょうか。
んなピンポイントな人が何人いるかは分かりませんが。
とは言え、スルーモードならば目押しで光ったことから、普通にアクションゲームに使う分には十分な応答性能を持っていると思います。
ただ、「音と同期する必要がある」リズムアクションゲームには向かないのでしょう。ってのも上の考察が正しければのお話ですが。
(追記:目押し命のゴルフゲームとかで似たような検証をしてくれる人がいればこの辺明らかになるかもしれませんね)
まぁ要するに、ゲームするならテレビ買え。音ゲーやるならゲーセン行け。
これが一番ってことで。(ぇぇぇえええ


